吉田松陰について
幕末に活躍した長州藩士。伯父の私塾である松下村塾を引き継ぎ、初代総理大臣の伊藤博文や、日本の徴兵制度を整えた山県有朋らを育てました。 列強の接近にともない、幕末期の幕府の頼りなさに危機感を抱き、日本を変えるために奔走。ペリーの黒船に乗り込もうとした逸話も残されています。吉田松陰は日本を変えるために志を行動で示しましたが、彼の行動は幕府を批判するものであり、彼は時の大老井伊直弼の安政の大獄の一環で幽閉されてしまいます。その理由は、日本を変えるために時の老中の暗殺を企てたからでした。彼は安政の大獄で死刑となりましたが、彼が抱いた変革の志は弟子らに受け継がれ、弟子の多くが明治期の新しい日本で躍動しました。
吉田松陰の格言
過ちがないことではなく、過ちを改めることを重んじよ。
失敗を恐れず、失敗から学ぶ大切さを謳った格言。行動こそが重要といえます。
大器をつくるには、いそぐべからず。
現在の日本はどうも急ぎすぎている気がします。じっくり時間をかけてこそ、優秀な人間が生まれるのだと改めて考えさせられます。
夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に夢なき者に成功なし。
果たしてどれだけの人間が夢を追いかけて生活できているでしょう。夢を持つことの大切さを改めて感じさせる格言です。
小人が恥じるのは自分の外面である。君子が恥じるのは自分の内面である。人間たる者、自分への約束を破るものが最もくだらぬ。死生は度外に置くべし。世人がどう是非を論じようと迷う必要はない。武士の心懐はいかに逆境に遭おうとも爽快でなければならぬ。心懐爽快ならば人間やつれることはない。
自分に嘘をついて生きても得るものは少ないです。信じた道を最後まで貫くことが大切だと思い出させてくれます。
志定まれば、気盛んなり。
目標をしっかり定めることで気力が溢れ、人生にハリが出ます。気力こそが日々の活力です。
吉田松陰は明治という新しい日本を作り上げた偉人たちの師。そんな大偉人であるからこそ、彼の教えがこれからの日本を変革し、新たな生きやすい社会を創り上げていく指針になるはずです。
参考:http://iyashitour.com/
画像出典:https://nippon-kanshibun.net/
※本記事は過去に当ブログが運営していた別サイト「座右の銘.com」で公開していた記事の転載です。