成田山で断食修行してきた。持ち物や服装、過ごし方などをレポート

成田山新勝寺にて断食参籠修行をしてきました。成田山では写経や座禅といった仏教体験を一般向けに実施しており、その一つとして断食修行も行われています。

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断食修行に参加するまで

まず、成田山新勝寺に電話します。断食修行に参加したい旨を伝えると担当者に代わるので、希望の開始日時と期間を伝えましょう。結構人気なようで、希望が通らない場合もあります。実施日時が決まると、担当者から持ち物や健康診断に関する説明があります。わからないことがあれば、ここで聞いておくのがベストです。なお、入堂中の薬の服用は禁じられているため、薬を飲んでいる方は受けられません。ハードな修行なので体の弱い方にも勧めかねます。

費用は2泊3日で5000円。以降、追加1日ごとに1000円加算で、最長一週間できるようです。3泊以上であれば、最終日の朝にお粥を出してもらえます。そのため3泊4日の方が多いようです。お金はお釣りのないように用意しときましょう。成田山に支払う費用に加え、事前の健康診断の料金も必要です。成田山に行く途中にある「藤倉クリニック」という病院で健康診断を受けるのですが、ここで3330円かかりました。ちなみに僕は2泊3日で参加し8330円の出費でした。

持ち物と服装

まず、持ち込み禁止のものの説明が電話であるので聞いておきましょう。水や電子機器、仏教関係以外の本などの持ち込みは禁じられています。スマホや携帯電話は持っていきたい所ですが、預かることもできないため、家に置いて行くことになります。

僕が持っていたものは、財布、タオル、下着類、歯磨きセット、ペットボトル。本当に最低限です。期間中は入浴ができないため、汗拭き用の濡れティッシュなんかあるといいかもしれませんね。ペットボトルは水を入れるのに便利です。市販のミネラルウォーターは持ち込めませんが、修行中に唯一口にできるのが道場の水道から出る井戸水です。やかんと湯呑みが貸与されますが、ペットボトルを水筒代わり使うと出歩く時にも不自由しません。

服装はジャージとコートでいきました。僕は3月に行きましたが寝泊りする道場は結構冷えます。食事をしないせいか体も冷え冷えです。エアコンはなく電気ストーブ(3月いっぱい設置されているそう)があるのみ。秋冬、春先なら普段より暖かい格好で行きましょう。

修行であるため控えめな格好が望ましいです。そのうえ、動きやすく楽な格好がいいと思うので、ジャージやパーカーという服装に落ち着くのではないでしょうか。

修行初日

公共交通機関で行くよう言われるので、おそらく電車やバスで成田に到着することでしょう。成田山への表参道を歩き、まずは藤倉クリニックに立ち寄ります。決して難しい場所ではないですが、地図を用意しておくと安心です。当日はスマホは持っていないはずなので印刷するか手書きですね。

朝8時頃に受付するよう指示があるので、そこを目安に藤倉クリニックへ。尿検査と診察という簡単な健康診断を終え、問題なしと判断されれば、成田山に提出するための診断書がもらえます。これを持って成田山の参籠道場に向かいます。参篭道場は門を入ってすぐ右に進むとあります。

担当の方に診断書を提出し、入堂の書類を作成します。この際、緊急連絡先も必要となるので予め控えておきましょう。水を飲むためのやかんと湯呑み、枕カバーとシーツを受けとり、道場で寝泊りする場所を確保すると、いよいよ修行スタートです。

修行中の過ごし方

寝泊りする道場は男女別です。男子の方は24畳のスペースに6つの机と布団6セットがあったので、最大6人収容可ということでしょうか。他の断食者との共同部屋なのでプライバシーはないということも頭に入れておきましょう。共同部屋から廊下に出ると、トイレと水道があります。

この水道から出る井戸水が修行中唯一口にできるものです。1番最初に水分摂取確認票という紙をわたされるので、湯呑みで何杯飲んだか1日ごとに記録することになります。1日の目安は2リットル(湯呑み約20杯)です。

あと、基本ルールとして成田山の敷地内からは出れません。

1日のスケジュールはこんな感じです。

5時起床
5時半 健康チェック、部屋の掃除
5時50分 朝護摩参拝(本堂にて1時間ほどの参拝)
15時 座禅や勤行などの体験(ない日もある)
18時 道場の門限(18時以降は道場から出れない)
22時 消灯

朝護摩参拝では、護摩という火を焚く儀式に参加します。基本的には座っているだけです。スケジュールを見て分かる通り、空白の時間が多いです。ゆえに暇です。こうした時間は、広大な成田山の敷地内で過ごすことになります。成田山公園で散歩するもよし、仏教図書館で本を読むもよし。仏教図書館では漫画も読めます。三国志やヒカルの碁なんかもありました。道場にも本棚はありますが仏教関連の本ばかり。でも、初心者向けもあった気がします。

成田山の敷地内では飲食物も売っていますが、もちろん買い食い禁止です。誘惑に打ち勝ちましょう。お札やお守りは買っても大丈夫です。仏教図書館は9時〜17時までやっているので、僕は7時前に朝護摩参拝が終わると9時くらいまで成田山公園を散歩して、9時に仏教図書館で読書、15時に道場に戻り読書、17時は布団を空いて睡眠(暇すぎて最終的に寝る)といった感じで過ごしていました。

最終日は8時〜9時に退堂。初参加の場合、感想文を書いて提出します。

実際に行ってみた感想

僕は2泊3日という最低日数で実施しましたが、それでも空腹との戦いでした。2日目の時点で体をだるさが襲います。話によると中には吐いてしまう方もいるのだとか。3日目の朝は開き直って、まだ意外といけるなという感覚でした。まあ、その日が最後だったからかもしれませんが。

護摩という大迫力の儀式を見たり、勤行でお坊さんと触れ合うといった、仏教を身近に感じられる体験も魅力でした。公園や図書館でゆったりとした時間を過ごせたのも、せわしない日常の中で貴重な経験だと思います。

食事もない、通信手段もない。いつもなら当たり前のものがない。こうした状況を体験することで、当たり前がありがたいものなんだと気付かされます。

そう感じられただけでも意味のある修行だったと思います。あと、4kgも痩せられたので嬉しいです(笑)

公式:http://www.naritasan.or.jp/lecture/danjiki.html

Minto
ゆるく生きたい20代男。編プロからライター活動を開始し、旅やITなど幅広い分野で執筆中。
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