地方都市は住みやすいのかもしれない【コラム】

今回は過去記事を反省したうえで、「地方都市」をテーマに書いていきます。

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田園回帰したいのは能動的な希望をもった人

先日このような記事を書きました。

都会から田舎へ「田園回帰」する3つの理由:ゆるく生きるを考える②
都会から田舎へ「田園回帰」する3つの理由:ゆるく生きるを考える②

改めて見返して、やっぱ加筆するべき点がある気がしました。「田園回帰が増えている」という背景に対し「都会から離れていく」理由だけ考察している。田園については定義しませんでした。(同記事中でも”あえて曖昧にする”と書いてありました笑)

田園=地方ではないと思います。同記事が引用しているNHKニュースでは”自然が豊かな農山漁村に移住しようとする「田園回帰」と呼ばれる意識が広がっている”と書いてありますので、田園=農山漁村ということでしょう。

ローカル線沿線、あるいは鉄道も通っていないような辺鄙な地域。山や海の近くで自然が豊かな土地を指しているのだと思います。

日本の原風景のような自然の美しい場所に行きたい。そこで農業でもやって自給自足の生活がしてみたい。地域の人々とつながりながら生きていきたい。こうした能動的な動機により、都会の人々は「田園回帰」を志向します。

過去記事中で述べた、「インターネットの普及」「東京ブランドの低下」「都会疲れ」のような理由だけでは決して「東京より田園」とはならないはずです。当たり前ですが「東京への愛着もないし、いまやネットを使ってどこでも仕事できるし、ゴミゴミした都会につかれたなあ」が直接「田園に行こう」には結びつきません。

それは、日本は「東京」か「田園」でなく、「東京」か「地方」であるからです。もっと厳密にいえば、「都市」か「地方」というべきでしょうか。横浜、名古屋、大阪は確かに地方ではありますがその地域の求心力では東京に近いものがあります。

田園地域は不便すぎる

地方は、地方都市と田園で構成されます。地方都市は、各県の県庁所在地のような場所。大きな駅があって、いくつかの路線が乗り入れている。駅前からはたくさんのバスが発着している。人口10〜50万の市。そんなイメージでしょうか。

そして、「都会に疲れた。とりあえず移住したい」という人がまず目指すべき場所は、この地方都市だと思います。

前述したように「自然と一体化した生活がしたいんだ」みたいな熱い想いがあるのであれば、最初から田園を目指すのもアリでしょう。

しかし田園は僻地。非常に不便です。コンビニもないし病院も遠い。娯楽施設なんてもってのほか。車は必須アイテムです。もちろん地方都市も車社会ではありますが、公共交通機関は田園地域よりは充実しています。

また、これはイメージですが、ご近所づきあいも都会のようにドライとはいかないでしょう。噂も速攻で広まると思います。というか、地域社会の一員としてうまくやっていくことが強制される環境があるような気がします。いい意味でも悪い意味でも。

地方都市は住みやすい?

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その点、地方都市はバランスがとれています。都会と田園のいいとこ取りをしたような感じです。

スーパーやコンビニはある。娯楽施設としてはイオンのようなショッピングモールがある。飲食店や小売店が多く揃えられ、消費活動における選択の幅は用意されています。都会ほどでないとしても、服屋やシネコンなどがあるため、都会的な流行を感じられる場はあるというわけです。

そして、そうしたお店は東京や大阪ほど混んではいないと思います。また、山や海の近い地方都市であれば、登山なり釣りなり自然と触れるアクティビティも気軽に行えます。

ある意味寂しいことではありますが、商店街は廃れ住民コミュニティも衰えている地方都市が多いと思います。ロードサイドにチェーン店が乱立したり、大きなショッピングモールに人が集まる光景に象徴される通り、地方はドライな街になりつつあります。

逆にいえば、地元民以外の人も溶け込みやすいのかもしれません。正直イオンやチェーンの飲食店の方が、最初の入りやすさはありますからね。もちろん個人店には個人店の魅力があるのですが。「都会に疲れたけど、それなりに便利な暮らしもしたい」という人はとりあえず地方都市に住むのがいいかと。もちろん地方出身者であれば地元が第一の選択肢になりますね。

インターネットであらゆる情報が仕入れられ、Amazonや楽天で買えばどこでも届けてもらえる現代、生活コストが安く、それなりの利便性もある地方都市はネット社会にフィットした効率化された地域といえるのではないのでしょうか。

Minoru Sato
ゆるく生きたい20代男。編プロからライター活動を開始し、旅やITなど幅広い分野で執筆中。
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