世界遺産の登録基準10個まとめ。日本の遺産はどれで選ばれたか – せかけん受験記⑤

いよいよ、僕も世界遺産検定本番まで2週間を切りました。ためしに過去問を解いてみたところ、みごと撃沈。これから、しっかり追い込まなければ。実際に過去問をみて思ったのは、「基礎知識(そもそも世界遺産とはなんぞや的な)」「日本の世界遺産」からの出題が多いということです。

海外旅行のガイドブック感覚でテキストを眺めていた僕は未対策でした。まずは基礎知識、次に自国の遺産でしたね。過去問からの教訓を踏まえ、今回は日本の世界遺産を例に「世界遺産の登録基準」を紹介します。

この記事を読んでもらえば、「世界遺産に登録してもらうのに、どのような要素が必要なのか」「日本の世界遺産がどの登録基準で登録されているのか」が理解できると思います。

今回も参考テキストはこれ。

同企画の前回記事です。

国をまたぐ世界遺産「トランスバウンダリーサイト」 - せかけん受験記④
国をまたぐ世界遺産「トランスバウンダリーサイト」 - せかけん受験記④
予告した通り今回のテーマは「トランスバウンダリーサイト」。国境を超え複数国にまたがる世界遺産のことで...

さて、日本の世界遺産を取り上げるにあたり、テキストには2013年12月時点17件(文化13、自然4)が掲載されていました。今回はここに、2014年登録の「富岡製糸場と絹産業遺産群」、2015年登録の「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」、2016年登録の「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の3つの文化遺産を加えた20件を対象とします。(2016年12月時点の日本の世界遺産)

では、世界遺産の登録基準とともに、その基準で登録された日本の世界遺産を紹介していきます。

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登録基準(ⅰ):人類の創造的資質を示す遺産

法隆寺地域の仏教建造物群、姫路城、厳島神社、日光の社寺、ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

登録基準(ⅱ):文化交流を証明する遺産

法隆寺地域の仏教建造物群、古都京都の文化財、厳島神社、古都奈良の文化財、琉球王国のグスク及び関連遺産群、紀伊山地の霊場と参詣道、石見銀山遺跡とその文化的景観、平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び関連する考古遺跡群-、富岡製糸場と絹産業遺産群、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業、ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

登録基準(ⅲ):文明や時代の証拠を示す遺産

古都奈良の文化財、琉球王国のグスク及び関連遺産群、紀伊山地の霊場と参詣道、石見銀山遺跡とその文化的景観、富士山-信仰の対象と芸術の源泉

登録基準(ⅳ):建築技術や科学技術の発展を証明する遺産

法隆寺地域の仏教建造物群、姫路城、古都京都の文化財、白川郷・五箇山の合掌造り集落、厳島神社、古都奈良の文化財、日光の社寺、紀伊山地の霊場と参詣道、富岡製糸場と絹産業遺産群、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

登録基準(ⅴ):独自の伝統的集落や、人類と環境の交流を示す遺産

白川郷・五箇山の合掌造り集落、石見銀山遺跡とその文化的景観

登録基準(ⅵ):人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術と関係する遺産

法隆寺地域の仏教建造物群、厳島神社、広島平和記念碑(原爆ドーム)、古都奈良の文化財、日光の社寺、琉球王国のグスク及び関連遺産群、紀伊山地の霊場と参詣道、平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び関連する考古遺跡群-、富士山-信仰の対象と芸術の源泉、ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-

登録基準(ⅶ):自然美や景観美、独特な自然現象を示す遺産

屋久島

登録基準(ⅷ):地球の歴史の主要段階を証明する遺産

なし

登録基準(ⅸ):動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産

屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島

登録基準(ⅹ):絶滅危惧種の生息域で、生物多様性を示す遺産

知床

(ⅰ)〜(ⅵ)は文化遺産、(ⅶ)〜(ⅹ)は自然遺産、両方を認められた場合は複合遺産となります。日本で近年登録された世界遺産をみると、登録基準(ⅱ)が目立つ気がします。また、世界的にもそうなんですが、自然遺産の登録数は少なめです。その世界遺産4件すべてが登録基準(ⅸ)を認められているのも特徴的ですね。

Minto
ゆるく生きたい20代男。編プロからライター活動を開始し、旅やITなど幅広い分野で執筆中。
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