国立西洋美術館だけじゃない!近現代建築の世界遺産 – せかけん受験記③

世界遺産検定2級の合格を目指す同企画は3回目。公式テキストを使って世界遺産を紹介していきます。

今回のテーマは「近現代建築の世界遺産」。今年、日本で世界遺産の話題としてホットだったのが上野にある「国立西洋美術館」です。「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」として国立西洋美術館を含む7カ国17施設が登録されました。

フランス・パリを拠点とした建築家ル・コルビュジエの功績を評価しての登録で、その他の業績だとサヴォア邸などが有名ですね。ちなみに世界遺産検定的にいうと、同遺産はトランスバウンダリーサイトであることに注目したいです。これは国境をまたいで複数国で登録した遺産のこと。公式テキストではトランスバウンダリーサイトをまとめた章もあるので今度、紹介することも検討します。テストに出そうですもんね。

同企画の1、2回目はこんな感じでした。

ローマ帝国にまつわる世界遺産まとめ - せかけん受験記①
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さて、突然ですが筆者、世界遺産検定(通称:せかけん)を受ける決意を致しました。試験は12月なので、本...
最初の世界遺産12カ所まとめ - せかけん受験記②
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世界遺産検定2級の合格を目指す同企画は2回目。世界遺産学ぶなら、初登録の世界遺産を知るべし。というこ...

本題に入るまでが長くなりましたが、近現代建築の世界遺産を紹介していきます。

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メキシコ国立自治大学(UNAM)の中央大学都市キャンパス

(メキシコ、2007年登録)

1949年に建設開始。マリオ・パニとエンリケ・デル・モラルが設計の全体図を作成。1952年には、一般的な大学施設だけでなく映画館やスーパー、ラジオ局まで備えた都市キャンパスが完成しました。大学のデザインはメキシコの「壁画運動」と関係しており、建築に関わったJ.オゴルマンやD.リベラなどの芸術家によりメッセージ性の強い壁画が数多く描かれています。機能性の高い現代建築と、先住民文化の芸術性が融合した景観が評価され、20世紀モダニズムの北中米における代表例となっています。

ブラジリア

(ブラジル、1987年登録)

リオデジャネイロから遷都されたブラジルの首都。計画の中核を担ったのは建築家のオスカー・ニーマイヤー。建築家ルシオ・コスタが提案した「パイロット・プラン」といわれる、上空から見ると飛行機型になる都市計画を採用しました。

ブラジリアの衛星写真。飛行機型がお分かり頂けるだろうか(出典:Wikipedia)

ブラジリアの衛星写真。飛行機型がお分かり頂けるだろうか(出典:Wikipedia)

シドニー・オペラハウス

(オーストラリア、2007年登録)

建築家ヨーン・ウッツォンがデザインしたコンサートホール。シェルと呼ばれる屋根の曲線的デザインが、シドニー湾の風景と調和しています。完成は1973年。

ブルノのトゥーゲントハート邸

(チェコ、2001年登録)

チェコ南東部の都市・ブルノにある1930年完成の2階建て住宅。ドイツ人建築家ミース・ファン・デル・ローエが設計。高台の傾斜地に立っており、斬新な空間設計を特徴としている。

出典:Wikipedia

出典:Wikipedia

ヴァイマールとデッサウのバウハウス関連遺産

(ドイツ、1996年登録)

1919年開設の総合造形学校「バウハウス」の校舎などがドイツ中部の都市・ヴァイマールとデッサウに残っています。初代校長の建築家・ヴァルター・グロピウスは「すべての造形活動の最終目標は完璧な建築にある」という宣言のもと、絵画、彫刻、手工業などの工房技術を集結し建築芸術の完成を目指しました。その後、ナチス・ドイツにより閉鎖されることになります。

ベルリンのモダニズム公共住宅

(ドイツ、2008年登録)

ブルーノ・タウトなどの一流建築家が手がけた住宅群。低所得層の住環境改善を目的とした集合住宅は、都市計画や建築手法などにおける斬新なアプローチから、世界中で公共住宅のモデルとなりました。

リートフェルト設計のシュレーダー邸

(オランダ、2000年登録)

建築家ヘリット・トマス・リートフェルトが、ユトレヒトの銀行家の未亡人・シュレーダー夫人の依頼を受けて1924年に建築。リートフェルトは、シンプルな線、面、色を組み合わせて幾何学的に構成する20世紀初頭の芸術運動「デ・ステイル」の中心人物で、シュレーダー邸はデ・ステイルで唯一現存する建築とされています。

出典:Wikipedia

出典:Wikipedia

アントニガウディの作品群

(スペイン、1984年登録)

孤高の天才と呼ばれた建築家ガウディの建築はは、「自然のなかにすべての教科書がある」の哲学のもと、植物や生物の形を直送にしたデザインが特徴。同遺産には公園や住宅、聖堂など7件が登録されているが、中でも彼の集大成といえるのは、まだ建設途中である「サグラダ・ファミリア」です。世界遺産には完成済みの誕生のファサードと地下聖堂のみが登録されています。

バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院

(スペイン、1997年登録)

ルイス・ドメネク・イ・モンタネル設計。サン・パウ病院は癒しの建築として有名で、天使や花の彫刻によって病院のもつ威圧感を取り除く工夫がされています。

いい意味で病院らしくないサン・パウ病院(出典:Wikipedia)

建築家ヴィクトール・オルタによるおもな邸宅(ブリュッセル)

(ベルギー、2000年登録)

ベルギーのブリュッセルに残る曲線装飾を取り入れた邸宅。登録された4棟の邸宅は、19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパに流行した装飾様式「アール・ヌーヴォー」の先駆けとなりました。

どうでもいいですけど、建築家の名前って長くないですか?(笑)次回は「トランスバウンダリーサイト」やります!

Minto
ゆるく生きたい20代男。編プロからライター活動を開始し、旅やITなど幅広い分野で執筆中。
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