青春18きっぷで行く鳴子温泉【前編】- 仙台、松島、有備館経由の1人旅

春・夏・冬休みの期間、JR全線の普通列車が乗り放題となる夢のような乗車券、青春18きっぷ。鉄道ファンを中心にコアユーザーも多いですが、今回は、とある旅雑誌が「青春18きっぷで行く温泉番付」という企画で“東の横綱”とした「鳴子温泉」を1番の目的としたうえで、青春18きっぷの特性を生かした鉄道乗りまくりのフリーダムな旅を紹介したいと思います。

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1日目

お昼は福島で(宇都宮-福島)

出発は実家のある宇都宮から。朝はゆっくり「10:26発 黒磯行き」からスタートします。黒磯、郡山で乗り継ぎながら東北本線を北へ進み、13時28分には福島に着きました。次の仙台行き列車までは、43分の待ち時間があるので、ここで昼食休憩とします。栄えていそうな東口を出ると、聴こえてくるのはゴスペルの声。震災の復興支援イベントだそうで、食べ物の出店も出ています。ここで、地元の農園「大野農園」さんのマルゲリータ(500円)を購入。実際に農園で採れたトマトを使用しているそう。とても美味しかったです。

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美しき公共施設「せんだいメディアテーク」(福島-仙台)

1日目の宿泊地である杜の都・仙台に到着。3、4回訪れていますが、相変わらず賑わっております。今回の仙台訪問のミッションは、牛タンでも笹かまぼこでもなく、「せんだいメディアテーク」。建築面でも注目されています。こんなおしゃれな図書館なら通いたくなってしまいますね。展示スペースや会議スペースでは、震災関連の写真展示、講演会が行われていました。この日は3月13日であり、大震災から5年目となる3月11日が過ぎたばかりでした。3.11が日本人に与えたインパクトは計り知れないですが、福島、仙台に行って感じたのは、やはり特に東北においては絶対に忘れられない記憶となっていることです。5年、10年、何十年経っても語り継がれることでしょう。1日目の宿は仙台屈指の歓楽街・国分町のビジネスホテル。なんか夜は騒がしかった気がします笑

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2日目

さて、2日目がスタート。この日は本旅行のメイン企画、鳴子温泉です。この日は青春18きっぷ使いません!というのも、移動距離が短いため、乗り放題1日分価格、2370円のもとがとれないのです。また別の機会に活用することにします。

あいにくの天気で残念な日本三景(仙台-松島海岸)

2日目はまず、仙台から仙石線で松島海岸駅へ。しばらくすると、沿線から海が見えはじめます。そして、松島海岸駅に到着し、日本三景の松島を拝もうとするのですが、この日はあいにくの雨。景色は微妙です(笑)まあ、松島も何回かは見てるのでいいか、と遊覧船はあっさりと諦め、今度は東北本線の松島駅へと歩きます。ちなみに、JR仙石線の松島海岸駅とJR東北本線の松島駅は2キロほど離れており、松島観光の最寄り駅は松島海岸駅。松島駅からは歩けないこともないですが、なかなかしんどかったです。タクシーが賢明でしょう。

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さて、そんな予想以上にしんどかった徒歩を乗り越え、松島駅に到着。ところが、待ち時間は1時間くらいあります。朝食を食べてなかったこともあり、どこかお店を探しますが、駅前には昔ながらの喫茶店が1つだけ。選択の余地はなく、レトロ喫茶店の「cabin(キャビン)」さんに入ります。フードメニューはビーフカレーやナポリタンなどがあったので、ビーフカレー(630円)を注文。コーヒーは頼みませんでしたが、サイフォンがおいてあり本格派の様相でした。ビーフカレーはとても美味しかったです。

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伊達政宗ゆかりの「有備館」(松島-有備館)

松島から東北本線、小牛田で乗り換え、奥の細道湯けむりラインこと陸羽東線へ。この辺になると、車窓風景はローカル線そのもの。小1時間程度で有備館駅に到着します。岩出山および有備館駅周辺は、伊達政宗公が築いた岩出山城の城下町です。伊達家の学問所となった有備館とその庭園は無料公開されており、美しい風景を拝むことができました。

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岩出山地区は古き城下町の風情が残っており、散歩にもおすすめです。個人的には、岩出山駅から徒歩8分の美術館「感覚ミュージアム」に、アーティスティックな何かを感じ、とても行きたかったのですが、月曜の休館日でした、、、。有備館駅は東北の駅100選にも選ばれ、無人駅と公共施設がつながっている先端的な駅です。駅が地域のコミュニティとして機能してるわけですね。この駅の待ち時間は、近くの駄菓子屋でお菓子を買い、休憩室で食べて過ごしていました。

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温泉街で老舗旅館ブックカフェを発見(有備館-鳴子温泉)

ついに旅はハイライト。有備館から20分程度で目的地の鳴子温泉です。青春18きっぷで行く温泉番付“東の横綱”の登場でございます。まずは温泉街をぶらぶら。歴史ある温泉街特有の廃墟感、古びた感じが漂います。そんな中、目を引かれたのが、権威ある佇まいの旅館「大正館」。実はここ、昨年夏に旅館営業を終了し、ブックカフェとして生まれ変わったのだとか。近くのパン屋さんで買ったパンも持ち込めるそうで、店内のコーヒー(400円)と、ハンバーガー、塩パンをいただきました。蔵書は身内のものだそうで、マンガから論説系まで幅広いラインナップです。また、本だけでなく店内にはたくさんの“こけし”が。そう、鳴子といえばこけしではないですか。せっかくなので、置いてあったこけしの本を読んでみると、こけしの奥の深さに触れられました。ここ鳴子では、毎年9月に全国こけし祭りとして、日本中からこけし職人やこけしファンが集うイベントを実施するそう。なかなか根強いファンがいるようです。

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2日目の宿泊先は「姪の湯」さん。素泊まりなら3456円(税込)と大変お安かったのです。そして、泉質の異なる4種類の温泉浴場を用意しているため、比較しながら疲れをとれます。少し施設が古いのは気になりましたが、温泉を楽しむなら十分の施設でした。いい湯に浸かって気分は最高です。

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とりあえず、前編はここまで。3日目、4日目の鳴子温泉-新潟-宇都宮は後編として紹介します。ちなみに、筆者はあえて仙台で泊まり、鳴子温泉で1泊というプランでしたが、鳴子温泉は東京から鈍行でも1日で到達可能。交通費を浮かせるうえで、青春18きっぷ活用の鳴子温泉旅は大変おすすめです。

↓↓↓↓後編↓↓↓↓

http://third.jp/2016/04/07/naruko-2/

Minoru Sato
ゆるく生きたい20代男。編プロからライター活動を開始し、旅やITなど幅広い分野で執筆中。
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