大井川鐡道 – トーマスにアプト式、SLが活躍する日本初の“保存鉄道”【鉄道図鑑】

概要

金谷〜千頭間(39.5km)の大井川本線と、千頭〜井川間(25.5km)の井川線の2路線から構成される鉄道です。 元々は大井川の上流である奥大井からの木材輸送を目的として作られた路線でした。現在では、路線そのものが観光地となっており、「観光路線」という性格が強いです。

昭和の雰囲気を今に伝える「SLかわね路」

大井川鉄道の大井川本線は、SL(蒸気機関車)の復活運転を行っている路線です。今でこそSLの復活運転を行っている路線は多くなっていますが、大井川鉄道はSLの復活運転を日本で1番初めに行った路線です。SLの数が多いのも特徴で、現在4両の機関車が動く状態に整備されています。SLを復活させている路線の多くは、比較的新しい客車を使っていますが、大井川鉄道では、蒸気機関車が全盛だったころの古い客車を使用。車内の床などは木張り、ドアも手動です。このような客車を使っているため、車内ではお子さんに昔の列車の話をしているご年配の方の姿をよく見かけます。お子さん向けには、顔が描かれたトーマス号も走ります。

急こう配を登ってさらに山奥へ…「井川線」

SL列車が走る大井川本線の終点、千頭。ここから出発するとても小さく可愛らしい列車が井川線です。山の中を縫って走るこの路線は、カーブやトンネルが非常に多く、森の中を走るので、雰囲気はまさに「トロッコ列車」。そんな路線の一番の目玉は、「アプトいちしろ」と「長島ダム」という2駅の間に有る、アプト式と呼ばれる方式。これは、急な坂道で列車が登りきれない場合に使われるもので、レールに敷かれた「ラックレール」と呼ばれるギザギザのレールと、車両に搭載された歯車をかみ合わせて坂を登っていく、日本でもここでしか見られない貴重な方式です。さらに山奥には、湖の上に有る「奥大井湖上」駅や、静岡の有名温泉地「寸又峡温泉」など、色々な観光スポットが有り、乗ってみるだけでも楽しい路線です。

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