【コラム】ミニマリストは病気?シンプルライフを再考してみる

2015年の流行語大賞にもノミネートされた「ミニマリスト」。最低限のモノで生活する人々の総称で、佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という本で話題を呼びました。モノが豊かになりすぎた現代ゆえに出現したムーブメントで、物質的な豊かさを求めてきた反動だといえるでしょう。ヒッピーに近いものも感じます。実際、必要最低限のモノで暮らすというのは経済的にも合理的です。個人的にも目指したい生き方ではありますし、なんとなくクリエイティブでおしゃれなイメージもあります。(ミニマリストにはクリエイターさんが多い気がします)ただ、今回は「病的なミニマリスト」をテーマに論じていこうと思います。

スポンサーリンク
1

モノから解放されたい病

前述の通り「物質的豊かさ=生活の豊かさ」という考え方への問題意識が、形として現れたのがミニマリストブームだと思います。シェアハウスにカーシェアなど、シェアリングエコノミーの成長も理由の1つでしょう。古くからあるコインランドリーや銭湯も広く捉えればシェアサービスであり、これらを利用すれば洗濯機もお風呂もいりません。本やCD、ゲームといった娯楽関連のモノも、TSUTAYAなどで借りられますし、最近はスマホ1台あればネットで完結できたりもします。モノを極限まで絞るのがミニマリストのやり方。ただ、最近は必要なモノまでなくしてしまう人もいるようです。そもそも「捨てる」という選択をしてまでモノを減らす必要があるのでしょうか。もちろん、あれもこれもと買う前によく考えて最低限必要なモノを買うというのは非常に合理的です。ただ、引越しの機会でもない限り、ホイホイとモノを捨てるのはもったいない気がします。本来モノを減らすというのはモノにこだわるということ。1度買ったモノに責任をもつという考えがあってもいいと思います。だからこそ、まさにモノを買うときの検討が大事です。モノを捨てるのが悪だといっているわけでなく、考えもなしに捨てるのが悪だと思います。それはただ単にモノをすべて悪だと決めつけているだけですから。

シンプルライフとは何か

ミニマリストが目指す理想の生活のカタチ「シンプルライフ」。煩雑で面倒な暮らしを抜け出し、シンプルに生きようというライフスタイル論です。自分は、「モノ」から解放されるだけでなく、「モノから解放される」からも解放されなければ真の意味でのシンプルライフは実現できないと考えます。モノを捨てて身軽になるというミニマリズムは、シンプルライフのための1つの手段です。あくまで手段ですから、モノを捨てること自体が目的になったら本末転倒ですね。あとは、モノに囲まれることで幸せを感じる人を認め、意見を尊重することも大切です。バッグやら家電やら、やたら買い込んで物欲まみれの奴だな、なんて批判は論外ですね(笑)人は人、自分は自分。周りと比較せず、あらゆるしがらみから解放された、何にも縛られない暮らしこそがシンプルライフなのだと思います。

Minto
ゆるく生きたい20代男。編プロからライター活動を開始し、旅やITなど幅広い分野で執筆中。
スポンサーリンク
1
スポンサーリンク
1
トップへ戻る